両面使用で処理効率を高める、アルマイト処理用治工具

今回ご相談いただいたのは、自動車部品のアルマイト処理に使用する治工具の製作です。
お客様からのご要望は、「一度に処理できる個数を増やしたい」というものでした。
もともとの治具は片面にワークを取り付ける構造でしたが、より効率よく処理できるよう、両面にセットできる構造を新たに設計することになりました。

ワークに合わせて固定方法を検討

治具づくりは、まずワークを確認するところから始まります。
決められた治具サイズの中で、どの向きで配置するのか、どこを固定するのかを検討しながら構想を練っていきます。
今回も、縦方向と横方向のどちらが適しているか、ワークのどこを保持するかなど、複数の案を作成しながらお客様と打ち合わせを行いました。
その結果、両面でワークを24個セットできる構造を採用。まずは試作を製作することになりました。

試作が完成したら、実際にワークをセットしてアルマイト処理を行い、作業性や品質に問題が無いかを確認します。

溶接による歪みを考慮して製作

アルマイト処理用の治具には、チタン材が使用されます。チタンは薬液や電気を使用する工程に適した材料ですが、切断や加工、溶接にも高い技術が求められます。
特に今回の治具は、ワークを固定する部品を両面に多数取り付ける構造です。これらの部品はすべて同じ角度で取り付ける必要がありますが、溶接を行うとわずかに歪みが発生します。

そのため、加工や溶接の順序を工夫しながら製作を進めました。

治工具の設計・製作もお任せください

保屋野製作所では、今回のようなアルマイト処理用治具をはじめ、加工・検査・搬送などさまざまな工程で使用する治工具の設計・製作に対応しています。
「処理効率を上げたい」「既存の治具を改良したい」といったご相談も歓迎します。まずはお気軽にご相談ください。

一覧にもどる

←